雪崩(なだれ)のメカニズム

気温(きおん)低く(ひくく)(すで)にかなりの積雪(せきせつ)がある(うえ)に、短期間(たんきかん)多量(たりょう)降雪(こうせつ)があったとき

急傾斜(きゅうけいしゃ)で、特に()(っぴ)()きだまり((ゆき)(かぜ)()()せられ堆積(たいせき)した場所(ばしょ)

()以下(いか)気温(きおん)(つづ)き、吹雪(ふぶき)強風(きょうふう)(ともな)うとき

過去(かこ)雪崩(なだれ)発生(はっせい)した斜面(しゃめん)など

春先(はるさき)降雨後(こううご)、フェーン現象(げんしょう)などによる気温(きおん)上昇(じょうしょう)とき

斜面(しゃめん)積雪(せきせつ)亀裂(きれつ)ができている場所(ばしょ)などのときは発生します。

tenki.jpからの映像を見てください:

雪崩(なだれ)発生時(はっせいじ)の防災対策(ぼうさいたいさく)

雪崩(なだれ)自分(じぶん)(ちか)くで()きた場合>

1. (なが)されている人を見続(みつづ)けること。

2. 仲間(なかま)雪崩(なだれ)()()まれた地点(ちてん)遭難点(そうなんてん))と、()えなくなった地点(ちてん)消失点(しょうしつてん))を(おぼ)えておく。

3. 雪崩(なだれ)()まったら見張(みは)りを()て、遭難点(そうなんてん)消失点(しょうしつてん)にポールや()などの目印(めじるし)をたてる。

4. すぐに雪崩(なだれ)ビーコン(無線機(むせんき))などを(もち)いて、捜索(そうさく)する。

5. ()つかれば、(ただ)ちに()()こして救急(きゅうきゅう)処置(しょち)(おこな)う。

自分(じぶん)雪崩(なだれ)()()まれた場合(ばあい)

1. 雪崩(なだれ)(なが)れの(はし)逃げる(にげる)

2. 仲間(なかま)()()まれないように()らせる。

3. 身体(からだ)から荷物(にもつ)(はず)す。

4. (ゆき)の中で(およ)いで浮上(ふじょう)するようにする。

5. (ゆき)()まりそうになったとき、(ゆき)(なか)での空間(くうかん)確保(かくほ)できるよう、()(くち)(まえ)空間(くうかん)(つく)る。

6. (ゆき)(なか)でも、(うえ)(ある)いている(ひと)(こえ)()こえる場合(ばあい)があるため、()こえたら(おお)きな声を()す。

雪害(せつがい)とは

雪害(せつがい)とは、雪崩(なだれ)除雪中(じょせつちゅう)転落(てんらく)事故(じこ)などの豪雪(ごうせつ)地帯(ちたい)特有(とくゆう)災害(さいがい)のほか、路面(ろめん)凍結(とうけつ)などによる交通(こうつう)事故(じこ)歩行中(ほこうちゅう)転倒(てんとう)事故(じこ)(ゆき)のレジャーでの事故(じこ)など、豪雪(ごうせつ)地帯(ちたい)以外(いがい)でも発生(はっせい)する災害(さいがい)もあります。

また、地域(ちいき)住民(じゅうみん)だけでなく、冬山(ふゆやま)登山(とざん)やスキー、観光(かんこう)などで豪雪(ごうせつ)地帯(ちたい)(おとず)れる多くの人々も被害(ひがい)()っています。

雪害(せつがい)()わないためにも、(ゆき)に対する正しい知識(ちしき)(ふか)めておくことが大切(たいせつ)です。